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ミリオネアの休日|子育て|夏休みのカブトムシ捕り+株式投資の心得を教える 【加筆】
「お父さん! カブトムシいた!」
懐中電灯に照らされたカブトムシを見て、5歳の息子も私も興奮した。
ヒミツの餌を仕掛けたの次の木に行くと、
「このオス 大きいよ!」
夜中の真っ暗なカブト森の中、男二人で大興奮でした!
収穫はオスが4匹、メスが4匹、合計4組のつがい。
これ以上は育てきれないので、捕まえずにそのままにしておきました、
このカブトムシ捕り、準備は一ヶ月以上前から息子と二人で始めていました。
私の狙いは、カブトムシ捕りを成功させるだけではありませんでした。
愛する息子に、株式投資の心得も伝授するという、どちらかというとより重要な狙いがありました。
【株式投資の心得 その1】
投資する企業(カブトムシ)を徹底的に調べあげる。
まず、息子と二人でAmazon.comにアクセス。「カブトムシ」のキーワードで検索して、役に立ちそうな本や図鑑をピックアップ。これは今までにも「野球」や「恐竜」、「折り紙」などのキーワード検索した経験があるので息子は自然と下調べを完了。
今度は、図書館へ。司書さんに頼んで蔵書探してもらうと、幸いにも最新刊まで在庫があり、あっという間に6冊のカブトムシに関する図鑑や本を手にいれました。
ここでも大切な心得がふたつ
≪調べるための下調べをする≫
闇雲に調べるだけでは時間を無駄にするだけ。下調べで調べる方向性をあらかじめ確認することで、調べる時間も効率的になり無駄が少なくなります。
≪人よりも先に調べる≫
もし夏休みになってから図書館に行っても、どの本も貸し出し中だったことでしょう。投資も同じ、人が調べ始めるより早く調べ始めることが肝心です。
この調べたことにより得た有益な情報は、ヒミツのエサの検証済みの作成方法でした。それは、砂糖をまぜることがほとんど意味がないということ。実際にはアリと蛾しか集められず、カブトムシを引き寄せる効果は少ないことが分かりました。また焼酎よりも、日本酒を使って直射日光にあてて醗酵させたほうが良いことも分かりました。
投資も一般的に語られていたり、信じられていることを、検証しなおすことはとても大事だということが分かります。
≫ 【投資の箴言】 自分が理解できないことには投資はしない。例外はない。 [2008/03/15]
【株式投資の心得 その2】
投資戦略(カブトムシのヒミツのエサの作り方・おびき寄せ方・捕り方)を構築する。
息子と私は、私たちなりのヒミツのエサの作り方をノートにまとめました。そのエサを仕掛ける場所はクヌギの木でなくてはいけないこと、そしてクヌギの木の見分け方(図鑑の写真や特徴など)、捕まえ方も絵入りでノートにまとめました。
株式投資では、どのように投資するのか、長期投資なのか短期投資なのか、どれくらいの利益を目標にしているのかにあたります。このような株式投資の戦略と目標を文字で明文化することは重要です。
【株式投資の心得 その3】
投資戦略を実行するための計画(プラン)を立てる
これはとても重要です。絵に描いた餅に終わらせないためには、さらに入念な計画が必要です。
息子と私は、自宅でヒミツのエサを作っていっても道のり遠いカブト森まで安全に運ぶことが難しいと判断しました。密閉したはずの容器から漏れてしまうかもしれないし、旅行バックに入れることを家内が嫌がりました。
そこで、現地に到着したら、まずバケツの中でヒミツのエサをつくり、日向に置いて自然発酵させることにしました。その間に、カブト森の下見です。広い森の中で、どのクヌギの木にヒミツのエサを仕掛けるべきか、日中のうちに赤いテープをぐるりと巻いて印をつけていくことにしました。昼間にしかけては、アリや鳥にも食べられてなくなってしまうリスクもあるので、ヒミツのエサが充分醗酵し終わった夕方、陽が傾いてから仕掛けにいくことにしたのです。
一度下見をして、カブト森の地図を作っておいてから、夕方にヒミツのエサを仕掛け、夜と早朝に2度捕まえに行くことにしました。
灼熱の暑さの中、5歳の息子の体力を考えても、時間を分散させて行動することはとても現実的で正解でした。
このような長期的な時間の捉え方と、時間を分散させるという考え方は、まさに私の長期投資の戦略そのものです。
【株式投資の心得 その4】
リスク(様々な危険)をコントロール(管理)する。
楽しいはずの夏休みのカブトムシ捕りが、一転悲劇に変わることもあります。カブト森(株式市場)には、いろいろな危険なこと(リスク)があるのです。
カブト森には、マムシに噛まれたり、スズメバチに刺されて重症になった被害が数件報告されていました。
息子と私は、足元から頭まで覆い隠す服装を準備しました。子供の手にフィットするぴったりのサイズの軍手まで取り寄せました。軍手屋さんのおじさんは、子供の手に合う軍手を探して、2度も問屋に脚を運んでくれました。もちろん、軍手屋のおじさんへのお礼のお土産は忘れせん。
真夏の森の中で、長袖、長ズボンで歩き続ければ熱中症にも注意が必要です。虫かごだけでなく、歩かリススエットも肩に下げて、いつでも水分補給をできるようにしました。
家内は、万が一のための地元の救急病院の連絡先と場所を確認しておいてくれました。
その家内が一番心配していたのは、「カブトムシが一匹も捕れないリスク」でした。
私は、これは避けるリスクではなく、受け入れるべきリスクだと話しました。株式投資でも常に間違うことがあるということを認める必要があるということです。完璧な株式投資をもなめれば、完璧なカブトムシ捕りもないということを知ることができれば、これはこれで大切なことを学んだことになります。
株式投資では、投資戦略と実行プランに従うこと、事前の準備を怠らないことで多くのリスクを避け、リターンを大きくすることが可能だと私は信じています。けれども、同様に自分が完璧ではない、市場が間違うのと同様に、自分自身も常にどこかで間違っており、修正が必要だということを忘れてはいません。
≫ 【投資の箴言】 市場は常に間違っている [2006/07/21]
【株式投資の心得 その5】
株式投資(カブトムシ捕り)が成功したとき、次に何をすべきか準備しておく。
カブトムシがたくさん捕れてしまったらどうするのか?
息子は、「自分が飼える以上のカブトムシは捕ってはいけない。」ということを学んでくれていました。これは幸いでした。
息子と私は、カブトムシを買うための大きな昆虫ケースに、昆虫マット(カブトムシの土)を事前に準備しておきました。充分湿らせたマットを、下層に硬く敷きつめます。その上にやはり充分しまらせたやわらかいマットをカブトムシがもぐれるように厚く敷きます。カブトムシが掴る用のクヌギの木を数本入れ、さらにクヌギの枯葉を敷きつめました。おかげでカブトムシたちは元気にしてくれています。
これは株式投資では、自分の資産をポートフォリオとして管理するということにあたります。捕まえたカブトムシをただ虫かごにいれるだけでなはく、大きなかごの中で、カブトムシだけでなく周りのものも一緒に含めて管理するのです。
このように、息子と私は二人三脚でカブト森への宿泊旅行を一緒に計画、持ち物などの準備もできるだけ息子に任せました。
息子は、カブトムシ捕りだけでなく、他の多くのことも学んでくれたはずです。
息子に株式投資を教えるにあたって、夏休みに株価の動きを観察させるやり方ではなく、私は私なりに築きあげてきた株式投資の心得をカブトムシ捕りを通じて伝授したかったのです。
それが私の投資家としての父親の夏休みでした。
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≫ ミリオネアの休日|1歳の娘 ウォーレン・バフェット氏に興味を持つ? [2008/08/04]
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