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ファイザー|2008年7-9月期(3Q)決算|純利益3倍  

「コスト削減プログラムが予定より進んでいる。」

ファイザー
2008年7-9月期(第3四半期)決算 (2008年10月21日発表)

◆ 純利益3倍
◆ 売上高は前年同期比でほぼ横ばい
◆ 2007年に開始したコスト削減プログラムが予定より順調
◆ 2008年通期の削減目標の数値を引き上げ
◆ 売上げ1位の高脂血症治療薬「リピトール」の特許はも2011年に失効

米製薬大手のファイザーの7-9月期決算は、前年同期に開発を打ち切った製品に関連した多額の一時損失の計上がなくなっため、純利益は前年同期比で3倍に膨みました。
≫ “特集” 《投資の視点》 【追跡】 ファイザーの決算を追う

キャッシュ・フローも改善しているようです。

2011年の高脂血症治療薬「リピトール」の特許失効の前に、次の柱となる新薬の開発にも集中しています。


「多くの健全な企業の長期的な成長に不安を抱くことはナンセンス。5年や10年、20年先には利益の記録を塗り替えているはずだ。」

投資家ウォーレン・バフェット氏はファイザーには投資していませんが、バフェット氏のこの言葉にあてはまる健全な企業のひとつであり続けるために、将来の私たちの病気を治してくれる新薬が開発できることを期待しています。
≫ ウォーレン・バフェット|私は米国株を買っている [2008/10/18]


「欧米や日本では高齢化が進み、がんやアルツハイマー型認知症などの患者が増加傾向にある。こうした医療現場で患者の要望が満たされていない分野に集中し、治療薬を開発する。新技術は急速に進歩しており、当社も有望な新薬候補物質が増えている。」

ジェフリー・キンドラー会長兼最高経営責任者(CEO)に残された時間はあまりに少なすぎます。

《参考》
≫ ファイザー|41年連続増配にみる株式投資の未来。なぜ一握りの投資家だけが勝ち続けるのか? [2008/02/05]
≫ ファイザー|FDAが飲む禁煙薬「チャンティックス」で自殺との関連性を警告 [2008/02/02]
≫ ファイザー|四半期配当を10%引き上げ [2007/12/21]


トヨタ会長 奥田碩氏推薦 「すべての経営者に薦めたい」
投資の教科書「ファイザーCEOが語る未来との約束


ファイザーは3倍増益、シェリング・プラウは21%減益=7-9月期
[ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)|2008年10月22日 15:27]

 米製薬大手のファイザー(NYSE:PFE)とシェリング・プラウ(NYSE:SGP)が21日にそれぞれ発表した7-9月期決算は、まちまちな内容となった。高脂血症治療薬の市場が低迷するなか、両社ともコストを削減している。

業界最大手であるファイザーの純利益は前年同期比で3倍に膨らんだ。開発を打ち切った製品に関連し、前年同期に多額の費用を計上したことが理由。米国内でのジェネリック薬(後発の類似医薬品)との競争を反映し、売上高は前年同期比でほぼ横ばいだった。

シェリングの純利益は21%減少した。これは前年同期の数字が一時的な利益で押し上げられていたため。売上高は、2007年末にオルガノン・バイオサイエンシズを買収したことが寄与し、63%増となった。

両社とも、一時的項目を除いたベースの1株利益がアナリスト予想を上回った。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、リンダ・バニスター氏は、ファイザーとシェリングは「コスト構造を管理する能力」を見せたと述べた。また、両社とも為替レートが有利に働いたこともあり、海外売り上げが堅調な伸びをみせた。

ファイザーは2007年に開始したコスト削減プログラムが予定より進んでいるとし、2008年通期の削減目標の数値を引き上げた。2007年1月以来、1万4600人の人員を削減している。

ファイザーは、主力製品の一部がジェネリック版との競争にさらされており、同社製品で売り上げ1位である高脂血症治療薬「リピトール」も2011年に特許が失効する。そうした中、新薬を上市するのに苦戦しており、コスト削減や医薬品研究努力の見直しで対応してきた。

ファイザーの7-9月期の純利益は22億8000万ドル(前年同期比7億6100万ドル)、1株利益は34セント(同11セント)。これには、鎮痛薬「セレブレックス」と「ベクストラ」をめぐる訴訟の和解に関連する費用6億4000万ドルのほか、製品返品保証に関連する1億5000万ドルの費用が含まれる。前年同期は、吸入用インスリン「エクスベラ」の販売打ち切りの決定に関連する21億ドルの費用が含まれた。

一時的項目を除いたベースの1株利益は62セント(前年同期は58セント)。トムソン・ロイターが集計したアナリスト平均予想の60セントを上回った。

売上高は119億7000万ドル(同119億9000万ドル)。米国売上高は前年同期比15%減の49億ドル、米国外の売上高は13%増の71億ドルだった。

リピトールの売上高は1%減の31億ドル。米国で売り上げが13%減少したのを反映している。高脂血症の治療で、より安価なジェネリック薬という選択肢の登場により、リピトールの売り上げは圧力にさらされてきた。

ファイザーは、高脂血症治療薬の世界市場は、市場成長の減速と「コスト上の制約の増加」に直面しているとした。

シェリングの7-9月期の純利益は5億8900万ドル(前年同期は7億5000万ドル)、1株利益は34セント(同45セント)。資産処分に関連する利益や買収関連費用を除いたベースの1株利益は39セント(同28セント)で、アナリスト平均予想の31セントを上回った。売上高は45億8000万ドル(同28億1000万ドル)だった。

シェリングが米メルク(NYSE:MRK)と共同で販売する高脂血症治療薬「バイトリン」と「ゼチア」の売上高は15%減の11億ドルだった。米国内の売り上げ減少は、海外での売り上げ増加によって部分的に補われた。



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