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ウェルズ・ファーゴ|ワコビア買収に向け約110億ドル増資 

「調達額を約126億5000万ドルに拡大する可能性もある。」

米銀行大手ウェルズ・ファーゴは2008年11月6日、ワコビア買収に向け、普通株の発行を通じて約110億ドル調達し増資することになりました。
≫ “特集” 《投資の視点》 【追跡】 ワコビア|ウェルズ・ファーゴによる救済合併を追う
≫ “特集” 《投資の視点》 【追跡】 ウェルズ・ファーゴの決算を追う

株式発行額は予想を大幅に上回り、調達額がさらに拡大する可能性も示唆しています。

ウェルズ・ファーゴの普通株発行(2008年11月6日発表)
◆ 普通株の新株を発行して約110億ドル調達
◆ 発行株数 4億0750万株
◆ 発行価格 1株 27ドル
◆ 発行価格は発表直前2008年11月6日の終値を6.2%下回る価格に
※ さらに6100万株(約16億5000万ドル)を追加発行する可能性も示唆


「資金の出し手が市場に現れはじめた。」

ウェルズ・ファーゴは約110億ドルの調達をさらに拡大させた場合にも、資金の出し手はいるという自信が読み取れます。

つまり、金融市場に資金が戻り始めている証拠です。

2カ月前までとは状況がまったく変わり始めているということです。
≫ 【投資の箴言】 歴史の瞬間を肌で感じ、記憶として身につければ、投資家として時代の転換を判断できる。 [2008/03/16]
≫ “特集” 《投資の視点》 【追跡】 リーマン・ブラザーズ破綻を追う

投資家ウォーレン・バフェット氏も米国株に投資を始めています。
≫ ウォーレン・バフェット|私は米国株を買っている [2008/10/18]

バフェット氏は、2008年8月14日に米証券取引委員会(SEC)に提出された 「様式13-F」報告書によると、2008年6月30日時点でウェルズ・ファーゴ株を290,654,868株保有しており、同氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイのポートフォリオの中で評価額による構成比率は12.73%、構成順位はコカ・コーラに次ぐ2位となっています。
ウォーレン・バフェット|バークシャー・ハサウェイ|保有株式一覧 「様式13-F」報告書 【最新情報】

さらにバフェット氏は、2007年10-12月期、2008年1-3月期に連続して、ウェルズ・ファーゴを買い増してきました。

ウェルズ・ファーゴは、バフェット氏の投資の中でも特に「永久保有銘柄」と評価が高い企業です。


市場の底値を決定づけるバリュー投資家の投資資金が、株式市場の下支えを始めていると確信できます。

短期的に株式市場はまだまだ波乱含みかもしれませんが。

《参考》
≫ バンク・オブ・アメリカ|2008年7-9月期(3Q)決算|68%減益 50%減配と100億ドル増資を発表 [2008/10/07]
≫ ビル・グロース|上げ相場は間近に迫っている。 [2008/10/29]
≫ 2008年米大統領選挙 オバマ氏勝利宣言全文(英文) [2008/11/08]



ウェルズ・ファーゴ、ワコビア買収に向け約1兆円調達
[ニューヨーク 6日 ロイター|2008年 11月 7日 13:44 JST]

 米銀大手ウェルズ・ファーゴ(WFC.N)は6日、米銀ワコビア(WB.N)買収に向け、普通株の発行を通じて約110億ドル(約1兆1000億円)調達した。株式発行額は予想を大幅に上回った。

 新たに発行した株式数は4億0750万株。発行価格は1株27ドルで、ウェルズ・ファーゴ株の6日終値28.77ドルを6.2%下回った。

 同行はさらに、6100万株を追加発行し、調達額を約126億5000万ドルに拡大する可能性を示唆した。

 同行の株価は5、6日の2日間で急落しており、新株の発行価格が6日終値を6%超下回ったことで、7日には株価が一段安となる可能性がある。

 ウェルズ・ファーゴは10月、ワコビアを全額(151億ドル)株式交換で買収するため、最大200億ドルを調達する計画を示していた。ワコビアの時価総額は、6日の引け時点で約124億ドルに減少している。

 今回の新株売却とは別に、同行は米金融安定化策(総額7000億ドル)に基づき、政府への優先株売却と引き換えに250億ドルの資本注入を受ける予定。

米国株式市場|2008年11月3日よりサマータイム終了で冬時間に 

米国は2008年11月2日(毎年11月の第1日曜日)にサマータイムが終了し冬時間が始まります。

それにあわせて本日11月3日の市場から、日本時間で米国市場の寄り付き時間が変わります。

米国株式市場の寄り付き≫ 現地時間 9:30
日本時間 23:30

米国株式市場の大引け≫ 現地時間 16:00
日本時間 翌日6:00

《参考》
≫ 米国株式市場|休場日(アメリカ祝祭日)一覧 2008年
≫ 米国株式市場|休場日(アメリカ祝祭日)一覧 2009年

ウェルズ・ファーゴ|2008年7-9月期(3Q)決算|25%減益 先行きに厳しい見方 

「すでに景気後退入りしているか、景気後退入り間近と言っていいだろう。これがどの程度深刻で、どの程度続くのかを見極める必要がある。住宅価格が安定するまでは、損失が増加すると予想している。」

米銀行大手ウェルズ・ファーゴのハワード・アトキンズ最高財務責任者(CFO)は2008年10月15日、7-9月期決算の大幅減益を発表するとともに、景気の先行きについて厳しい見方を示しました。
≫ “特集” 《投資の視点》 【追跡】 ウェルズ・ファーゴの決算を追う

ウェルズ・ファーゴ
2008年7-9月期(第3四半期)決算 (2008年10月15日発表)

◆ 25%減益
◆ 優先株と引き換えに250億ドルの公的資金注入を受ける
◆ 米銀行大手ワコビア買収で合意


ウェルズ・ファーゴは2008年10月9日、シティグループのワコビア銀行事業の買収断念により、2008年内のワコビア完全買収を行います。
≫ “特集” 《投資の視点》 【追跡】 ワコビア|ウェルズ・ファーゴによる救済合併を追う

この投資は、きっとウェルズ・ファーゴの飛躍に結びつくことでしょう。

ウェルズ・ファーゴは、投資家ウォーレン・バフェット氏の投資の中でも特に「永久保有銘柄」と評価が高い企業です。

バフェット氏は、2008年8月14日に米証券取引委員会(SEC)に提出された報告書によると、2008年6月30日時点でウェルズ・ファーゴ株を290,654,868株保有しており、同氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイのポートフォリオの中で評価額による構成比率は12.73%、構成順位はコカ・コーラに次ぐ2位となっています。
≫ ウォーレン・バフェット|バークシャー・ハサウェイ|保有銘柄・保有株売買 【最新情報

《参考》
ウォーレン・バフェット氏推薦 「すべての投資家が学ぶべき新しい事実」
投資の教科書|『株式投資の未来〜永続する会社が本当の利益をもたらす』


WSJ-JPモルガンとウェルズ・ファーゴ、7-9月期は大幅減益
[ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)|2008年10月16日 12:01]

米JPモルガン・チェース(NYSE:JPM)とウェルズ・ファーゴ(NYSE:WFC)は15日、7-9月期決算の大幅減益を発表するとともに、景気の先行きについて厳しい見方を示した。両社とも、政府からの資本注入が決まったものの、消費者関連部門がさらに数カ月、大きな圧力にさらされる公算が大きいとしている。

両社の決算は、大幅減益とはいえ、多くのアナリストの予想を上回った。両社とも、住宅ローン、クレジットカード、自動車ローンの各事業で業績が悪化した。

JPモルガンのジェームズ・ダイモン最高経営責任者(CEO)は米経済について「景気後退の様相を示している」と述べ、「この状態が続き、さらに悪化する恐れがあるとわれわれはみている。このため、消費者関連部門の貸倒損失が増える見通しだ」と語った。

JPモルガンとウェルズ・ファーゴは、他社に比べ金融危機をうまくかわしたとはいえ、中核事業のほとんどで業績が著しく低迷している。両社とも、財務が比較的堅調なことを生かし、ここ数週間で他社の事業を格安で取得する動きに出た。JPモルガンは、経営破たんした貯蓄金融大手ワシントン・ミューチュアル(WAMUQ)の銀行事業を買収し、ウェルズ・ファーゴはワコビア(NYSE:WB)買収で合意している。

ウェルズ・ファーゴのハワード・アトキンズ最高財務責任者(CFO)は「すでに景気後退入りしているか、景気後退入り間近と言っていいだろう。これがどの程度深刻で、どの程度続くのかを見極める必要がある」と語った。

銀行業界幹部は、凍結状態にある信用市場を解凍しようとする政府の対策について楽観視している。JPモルガンとウェルズ・ファーゴはそれぞれ、優先株と引き換えに250億ドルの公的資金注入を受けることになっている。

ダイモン氏は「財務省の計画やこれまでの施策は、極めて強力な内容だ。最終的には銀行システムの障害が取り除かれるだろう。ただ、厳しい環境への備えは必要だ」と語った。

JPモルガンの7-9月期の純利益は5億2700万ドル(前年同期は33億7000万ドル)と84%の減益、1株利益は11セント(同97セント)。収入は約9%減の147億4000万ドルだった。1株損益のアナリスト予想平均は、21セントの赤字だった。

予想された通り、さまざまな特別損益が発生した。ワシントン・ミューチュアルの事業買収に関連して税引き後で6億4000万ドルの費用を計上したほか、住宅ローン関連資産にかかわる評価損を36億ドル計上した。また税関連で9億2700万ドルの特別利益があった。

ダイモン氏は「資本市場、住宅セクター、景気全般の先行きが不透明なことを考えると、当社の減益は今後数四半期続くとみるのが理にかなっている」と語った。同社は7-9月期、貸倒引当金を13億ドル積み増し、引当金総額は153億ドルとなった。

同社の消費者関連部門は、サブプライムローン(信用度の低い借り手への住宅融資)やホームエクイティローン(保有する住宅の価値が既存のローン残高を上回る分を担保にした融資)の業績が引き続き低迷していることが響いた。これらは今年、同社の悩みの種となっている。同部門の利益は61%減の2億4700万ドル、収入は49億ドルだった。

クレジットカード部門は特に落ち込みが目立ち、さらに悪化する見通し。カード発行で米最大手の1社であるJPモルガンの、7-9月期の貸倒率は5%と、前年同期の3.64%から悪化した。来年初めには6%に、来年末には7%になると同社はみている。

JPモルガンがワシントン・ミューチュアルの事業を買収してから3週間未満のため、7-9月期決算にワシントン・ミューチュアルの業績は含まれていない。10-12月期から加味することになる。

ウェルズ・ファーゴの7-9月期の純利益は16億4000万ドル(前年同期は21億7000万ドル)と25%の減益、1株利益は49セント(同64セント)。収入は5.4%増の103億8000万ドルだった。1株利益のアナリスト予想平均は41セントだった。

貸倒引当金の積み増しは4-6月期の30億ドルから25億ドルに減らした。引当金の総額は融資残高の1.95%に相当する80億ドルで、「十分な水準を保っている」とした。

同社は、景気減速に伴い、融資残高840億ドルのホームエクイティローンを中心に業績はさらに悪化するとみている。ホームエクイティローンは7-9月期の貸倒総額の33%を占めた。アトキンズ氏は声明で「住宅価格が安定するまでは、損失が増加すると予想している」と述べた。

JPモルガン株の15日終値は、前日比2.22ドル(5.45%)安の38.49ドル。ウェルズ・ファーゴは同0.17ドル(0.51%)安の33.35ドル。

ゼネラル・ミルズ|2008年6-8月期(1Q)決算|3.6%減益 世界金融混乱の中、業績も株価も底堅い 

「2009年は引き続き、高成長の年となる」と確信している。」

米食品大手のゼネラル・ミルズが2008年9月17日に発表した6-8月期(2009年5月期の第1四半期、8月24日まで)決算は、ヘッジとして利用している商品(コモディティー)の価値が下がったことが影響し3.6%の減益となりました。
≫ “特集” 《投資の視点》 【追跡】 ゼネラル・ミルズの決算を追う

ゼネラル・ミルズ
2008年6-8月期(2009年5月期の第1四半期、8月24日まで)決算

◆ 3.6%減益
◆ ヘッジとして利用している商品(コモディティー)の価値が下がったことが影響
◆ 米小売部門は、パン・焼き菓子材料部門やヨーグルトの「ヨープレイト」部門がけん引
◆ 海外部門は、純売上高が15%増、利益は11%増加


世界の金融混乱の吹き荒れる嵐の中、業績も株価も底堅いとはこのことです。

ゼネラル・ミルズはアイスクリームのロールス・ロイス、ハーゲンダッツを世界で販売する会社です。
≫ ハーゲンダッツ・ジャパン|2008年6月からアイスクリーム値上げを発表 [2008/03/06]
≫ 森永がグリコ・ハーゲンダッツ抜く|アイスクリーム販売額 [2007/05/17]


だけど最近の私は、メタボリックをちょっと気にしてハーゲンダッツを食べるのは控えてます。。。

秋の新作、まだ食していません。無念。

投資家ウォーレン・バフェット氏は、ハーゲンダッツではなくクラフト・フーズ派でしょう。
≫ ウォーレン・バフェット|クラフト・フーズ、インガソール・ランド、バーリントン・ノーザン・サンタフェを買い増し。 [2008/06/07]

アイスクリームは何が好きなのかな?

《参考》
≫ ゼネラル・ミルズ|2008年6月25日からシリアル値上げ [2008/06/06]

株式投資で個人資産6兆円を築いた投資家ウォーレン・バフェットとマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏 友人同士の二人から学ぶ
投資の教科書|バフェット&ゲイツ後輩と語る 学生からの21の質問 英日バイリンガル版 【DVD付き(英語字幕)】


ゼネラル・ミルズ、6-8月期は3.6%減益
[Nikkei Net|ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)|2008年9月18日]

 米食品大手のゼネラル・ミルズ(NYSE:GIS)が17日発表した6-8月期(2009年5月期の第1四半期、8月24日まで)決算は、3.6%の減益となった。ヘッジとして利用している商品(コモディティー)の価値が下がったことが影響した。

 「一般に認められた会計原則(GAAP)」ベースの純利益は2億7850万ドル(前年同期は2億8890万ドル)、1株利益は79セント(同81セント)。ヘッジとして利用している一部の商品の値洗いで、利益は1株当たり17セント押し下げられた。ゼネラル・ミルズは、小麦やオート麦など重要な商品の価格上昇から身を守るため、ヘッジを利用している。

 売上高は35億ドルと、前年同期(30億7000万ドル)に比べ14%増加。粗利益率は37.6%から34.1%に低下した。

 トムソン・ロイターがまとめたアナリスト平均予想は1株利益が87セント、売上高は32億8000万ドルだった。

 米小売部門は、パン・焼き菓子材料部門やヨーグルトの「ヨープレイト」部門がけん引し、純売上高は前年同期比13%増、利益は11%増加した。海外部門は、純売上高が15%増、利益は11%増加した。

 ケン・パウエル会長兼最高経営責任者(CEO)は、サプライチェーン関連費用が9%増加すると見込まれているにもかかわらず、「2009年は引き続き、高成長の年となる」と確信しているとコメントした。

 09年5月期通期については、ヘッジの影響などを除いた非GAAPベースの1株利益見通しを3.81-3.85ドルに引き上げた。これにはポップコーン事業「ポップ・シークレット」の売却に伴い9-11月期(第2四半期)に計上する一時的利益1億3000万ドル(税引前ベース)は含まれない。6月の時点では3.78-3.83ドルとの予想を示していた。売上高については、1けた台半ばの伸び率になるとの従来見通しをあらためて示した。

 同社株の17日終値は前日比1.19ドル(1.74%)高の69.74ドル。

P&G|2008年7-9月期(1Q)決算|値上げ効果で8.7%増益 業績見通しは下方修正 

「市場が落ち着くまで四半期ベースでやや売り上げや利益がまちまちになるだろう。」

米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が2008年10月29日発表した7-9月期(2009年6月期の第1四半期)決算は、多くの製品で値上げしたことが寄与し、予想を上回る8.7%の増益となりましたが、原材料コストや為替レートの「変動が続いている」ことを理由に業績見通しを下方修正しました。
≫ “特集” 《投資の視点》 【追跡】 P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)の決算を追う

P&G (プロクター・アンド・ギャンブル)
2008年7-9月期(2009年6月期の第1四半期)決算 (2008年10月29日発表)

◆ 値上げが寄与し8.7%増益
◆ 原材料コストや為替レートの「変動が続いている」ことを理由に業績見通しを下方修正
◆ 買収、資産売却、為替変動の影響を除いたベースの有機的な増収率目標は4-6%


確かにP&Gの商品は高くても売れているのを私の店頭調査で確認しています。
≫ P&G|アラン・ラフリーCEO|経済が不安定な時期を乗り越えることができる [2008/10/16]

中国でも値上げ戦略の例外ではありません。
≫ P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)/ユニリーバ|中国市場で商品値上げ [2008/08/03]

値上げしても、影響が皆無ではないにしろ、受け入れられているということは商品のブランド力が高いということです。

投資家ウォーレン・バフェット氏の評価する価格決定力を持っているということです。

バフェット氏はP&Gに投資しています。

バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイが2008年8月14日に米国証券取引委員会(SEC)に提出された「様式13-F」報告書によると、2008年6月30日末時点でP&Gに105,847,000株投資し、ポートフォリオの評価額での構成順位は4位、構成比率は8.84%となっています。
ウォーレン・バフェット|バークシャー・ハサウェイ|保有株式一覧 「様式13-F」報告書 【最新情報】

長期的に持続力のある成長に期待しています。

《参考》
≫ ウォーレン・バフェット|私は米国株を買っている [2008/10/18]
≫ プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)個人株主へのJMスマッカー株分配の詳細と日程 [2008/06/29]
≫ P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)|14%増配を発表 [2008/04/10]


ウォーレン・バフェット氏推薦 「すべての投資家が学ぶべき新しい事実」
投資の教科書|『株式投資の未来〜永続する会社が本当の利益をもたらす』


WSJ-P&G、7-9月期は8.7%増益
[ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)|2008年10月30日 16:52]

米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)(NYSE:PG)が29日発表した7-9月期(2009年6月期の第1四半期)決算は、多くの製品で値上げしたことが寄与し、予想を上回る増益となった。ただ2009年6月通期については、原材料コストや為替レートの「変動が続いている」ことを理由に業績見通しを下方修正した。

P&Gのクレイトン・デーリー最高財務責任者(CFO)は投資家向けの説明会で「われわれはすでに今期(09年6月期)が厳しい年になると認識していた」とし、「市場が落ち着くまで四半期ベースでやや売り上げや利益がまちまちになるだろう」と述べた。デーリー氏は2009年1月にCFOを退く予定で、9月までアドバイザーを務める。

P&Gは通期について、ドル高や他の通貨の変動の影響で、売上高全体の予想成長率をこれまでの5-7%から1-3%に引き下げた。買収、資産売却、為替変動の影響を除いたベースの有機的な増収率目標は4-6%に据え置いている。

7-9月期の純利益は前年同期比8.7%増の33億5000万ドル、1株利益は1.03ドル。トムソン・ロイターが集計したアナリスト平均予想は98セント。

売上高は前年同期比9%増の220億3000万ドル。

P&Gによると、原材料コストの増加分を転嫁することを意図した値上げは、P&Gの製品と競合他社製品の間に、通常より大きな価格差を生み出しており、市場シェアの一部の減少につながっている。